内容説明
汪精衛はどのような経緯で「反蒋、反共、降日」になったのか。汪精衛が漢奸と呼ばれる道にはまり込んでいったプロセスと、その過程での日本政治との関わりあい、汪精衛政権の統治実態を検討。
目次
序章 課題と方法
第1章 汪精衛と国民政府
第2章 汪精衛の民国建設論と対日観
第3章 汪精衛南京政権樹立への道
第4章 汪精衛政権とその実態
第5章 汪精衛政権下の南京―人の生活
第6章 「漢奸」とは
著者等紹介
小林英夫[コバヤシヒデオ]
1943年東京に生まれる。1966年東京都立大学法経学部卒。1971年東京都立大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学アジア太平洋研究センター教授
林道生[ハヤシミチオ]
1943年京都市に生まれる。1968年大阪外国語大学中国語学科卒業。1976年東京都立大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。静岡大学情報学部教授
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